ものづくり Job Shop コンソーシアム(MOJO)は、国内屈指の高度技能を持つ中小製造企業が連携する、次世代の製造プラットフォームです。
各分野の専門技術を集約し、大手企業の複雑・多様な開発ニーズに対して、最先端の提案・試作・量産支援を一括で提供。日本の製造業の競争力強化と技術革新を牽引します。
MOJOは、大手企業と匠の技術を持つ中小企業の双方にとって、かつてない価値を創出します。
高度な専門技能を持つ中小企業を集結し、多企業・多工程連携による高付加価値製品の創出を実現
切削、溶接、表面処理、組立といった複数の加工工程をシームレスに連携し、単独企業では対応困難な複合部品や新規技術製品の受注を可能に。異分野技術の融合による新規マーケット開拓を加速します。
ピラミッド型の下請け構造を打破し、フラットな受発注のエコシステムを実現
オープンなデジタルプラットフォームを活用し、加工条件や品質データのリアルタイム共有を実現。これにより生産リードタイムの短縮、品質安定化、コスト最適化を両者に提供。さらに、熟練技能の継承と標準化を図り、製造技術の持続的進化を支えます。

参画企業
主要メンバー

佐藤 飛鳥
株式会社JDSC
常務執行役員COO
学生時代は電気工学科で超電導リニアの研究に従事。新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、製造業を中心にIT・デジタル技術を用いた生産性向上、新規事業立案プロジェクトを多く経験。現職でも大手の製造業を中心にサービス化支援・スマートファクトリー化等、DX案件を担当。

田中 龍
株式会社JDSC
シニアエキスパート
日本航空電子にて精密コネクタの開発・製造技術職、インクスの開発マネージャ職、アマダマシンツールの商品企画・営業部長職、ANGER-MACHINING等を経て現職。工具・機械・ケミカルの構造や理論をベースに物理特性を主眼に置いた新しい加工技術・製造技術・加工工程の構築、オリジナル工作機械や生産システムなど、多数の世界初・業界初となる企画・開発実績を有する。

森 浩太
株式会社JDSC
データサイエンスディレクター/Ph.D.
Yale大学にて博士号取得(政治経済学・計量経済学)。製造・小売・通信など幅広い業種の企業データを用いて、統計解析・機械学習・数理最適化のプロジェクトに従事。現職では、特に設計・製造過程で作成される3次元データを用いた予測アルゴリズム構築や深層距離学習、最適化アルゴリズムの構築を行っている。

益本 佳代子
株式会社JDSC
シニアマネージャー
NTTグループで技術営業、株式会社リクルートでの10年以上の事業開発を経て、現職では製造業を中心にセールスマネージャーと全社広報を兼務。過去にもヘルスケア領域における新規事業開発から発起した、JDSCの主幹するコンソーシアムを組成から運営まで中心的に携わり、産官学連携の経験も豊富。

伊藤 雅彦
株式会社Jpキュービック
代表取締役
樹脂切削における高精度加工や微細加工を得意とし、研究開発分野の試作や小ロット切削量産向けに独自の超高精度切削プロセスを確立。
切削条件やクランプ精度を数値化し、データ解析で最適化する“デジタル加工”の先駆者。アクリルやスーパーエンプラなどで面粗度Ra0.03 µm以下、切削のみでアクリルやポリカを透明に仕上げる技術やドリルで穴内部を透明にする技術などで、幅広い分野で大手メーカーの研究開発を支援。「オンリーワン技術でナンバーワンの付加価値」を掲げるモノづくりアーティスト社長

松本 真一
三栄精機株式会社
代表取締役
五軸マシニングと超微細切削で金属・セラミック・ガラスを1 µm以下の精度で加工する匠の技を持ち、JIMTOF技術論文「微細・硬脆材加工技術」も執筆した。自ら設立したR&Dセンターでは、ダイレクトチャッキングにより0.05 mmエンドミル加工を安定して実現できる機構を実現。世界の防衛産業・医療機器・航空宇宙・半導体製造装置向けの高付加価値部品を“一発完結”で量産する工程設計が得意で、大田区発のハイエンド精密加工を牽引。

垣内 鎮夫
金属加工機械メーカーのアマダにて、工作機械販売部門長、海外事業部担当部門長(北米・欧州)、取締役を歴任。オーストリアANGER-MACHININGの日本法人を設立、代表取締役社長に就任し、自動車メーカーや部品メーカーの工程集約による製造革新を支援。現職ではイタリアBuffoli製144軸制御トランスファーマシンなど輸入工作機械を用いたターンキー生産ラインの設計・販売を統括。20社超の海外メーカーと協業してスマートファクトリー化を提案し、日本の製造業の生産性向上を推進する。

中村 稔
ニッシン・パーテクチュアル株式会社
代表取締役社長
フェムト秒レーザーによるナノテクスチャ加工と生成AI活用で中小製造業のDXを先導。手書き図面から3D CAD/CAM、NC化、社内データベース構築まで製造現場をフルデジタル化、25 fsパルスレーザーで金型表面を改質し、光学・医療用途の高機能テクスチャを量産するなどの実績を持つ。生成AIによって制作した3Dモデルを複数のモデル形式で出力することで商品デザインにも貢献し、AIセミナーを全国で展開するなどAI人材育成にも注力。

立花 優
アルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社
技術開発部 部長
流体研磨装置の共同発明者として、内径1 mm以下の3Dプリンタ流路でRa0.1µmを実現。研磨流体レオロジーとポンプ制御を最適化し、従来比1/5の時間で均一仕上げを実現するプロセスを開発した。医療デバイス・燃料ノズル・EGRクーラーなど複雑内部流路部品の後処理ソリューションを量産展開し、装置開発から受託研磨サービス、品質保証まで一貫対応し、航空宇宙産業・医療機器などの分野で国内外顧客の後工程課題を解決する。